懲罰的無視 偉大なる生存の報告 part322

>>186
古来の武術が暴、近代的な武道が武なんてことはもちろんない。

古流の大東流武術から、専守防衛的な護身術技法ばかりを抽出した
合気道が「武でしかあり得ない」ことに特化しているということは言えるが、
じゃあ大東流一般が暴なのかといえば、もちろんそんなわけではなく、
武でも暴でもあり得るような技法までもが併収されているというだけである。

そのような技法もまた武であるように用いてこその武術なのだが。
それは体術のみならず、儒学や玄学や仏学由来の道徳性もまた
共にわきまえているのでなければ務まる嗜みではないが故に、
誰しもに際限なく広めてはならない上に、伝承者たち自身までもが、
時には暴のために用いても構わないような勘違いに駆られていることがあるのである。

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