負けっぱなしの人生だからこそ

しかし将軍や侍は、庄屋や豪商とは違って、
農民や猟師と利害を共にする運命共同体であった。

画像のような税制が石高制を通じて実質的に敷かれていたために、
嫌でも平民たちを、搾取者側の金持ちから守ることに徹さねばならなかった。

金持ちによる平民からの搾取を野放しにした上で、主には金持ちからの
大口の納税や献金で食わせてもらっている今の政官などは満たしていない条件。

巧言令色抜きに、実地から庶民の味方だった将軍や侍が英雄的だった一方、
敵側の味方に終始する今の政府が全く英雄的でないのも必然なのである。

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