バカがうざい

おまえが本当はどこの誰だかなんて知らないが、
それでも現時点までで明らかに知れてるのは、
今ここでのおまえは、俺にとっての敵対者であるということだ。

敵対者である以上は、全身全霊を込めて討ち果たしてかかるのが、
武家流を自認する者としての務めである。そのせいでおまえが
最悪の惨死に見舞われるのだろうとも、一切の悔いはない。

その先でも愛せる女ぐらいにしか、俺ももう興味はない。

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