「三次元以上の思考を試みる」ということ自体、
今の世の中では3次方程式以上の数学での計算のような、
ごく限られた範囲でしか嗜みもしないために、ほとんどの人間が
日常生活はおろか、仕事や勉強の範囲ですら疎かにしがちでいる。
厳密な数理計算に限らず、直観的に3次元以上の思考を要求されることは
いくらであもあり、たとえば3人以上の子供を、全員への配慮を尽くしながら
世話するなんてことのためにだけでもそれが必要となる一方、そんなことは
ほとんどの現代人には不可能であるために、学校でのいじめなども絶えることがない。
人間にとっての三次元以上の思考や作業を助けることではなく、
二次元以下の思考や作業を助けることばかりに特化して来たのが
IT文明であり、ゆえに人々を個人レベルで楽しませたり楽させたりすることには
大いに役立って来た一方で、人間関係については疎遠さばかりを助長して来たもの。
生まれた頃からIT漬けなZ世代の惰弱さに年寄りはおろか、その年寄りからの
パワハラに耐え抜いて来た中年あたりまでもがあきれ返るようなことがあったり
するものだが、IT文明は紛れもなくそういう人種の増大ばかりに与して来た。
昔から「三人寄れば文殊の知恵」とも言われるし、本当は三人力なだけでも
人間はAI以上たるものだが、それすら疎かにしていればこそAI未満たる。
世の中も営めないほど最低劣の人種なればこそAIを恐れると知るべきなのである。
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