なぜ、再任の可能性もあった元首相への暗殺などという暴挙が、
戦後日本最大の偉業なんかと化してしまったのかというと、それは、
今の日本政府がソマリア未満、無政府状態や無力な政府にも増して存在価値が低い、
国に害を為すことで内憂外患を肥え太らせるカルト組織と化してしまっているからである。
プラマイゼロ以下の、負の存在価値しかもはやないような政府の最重鎮を
討ち取ったからこそ、最大級のマイナスによるマイナスの打消しで、
図らずも現代日本最大の偉業へと成り果ててしまったのだった。
それは、自国の健全さを尊ぶまともな邦人にとっては、
極めて恥ずべき痴態を大前提としたうえでの事象であったのだから、
喜び勇んで誉め称えられるようなことでもあるわけがない。
当の山上烈士もまた、だからこそかどうかはともかくとして、
自らの所業を政治的な功労として鼻にかけるような真似は控えているのだし、
そこを偉業だからといって褒め称えるような真似は、彼の思いにも沿うものではない。
その全てを、最大級の偉業であるが故の、最大級の恥と見て、
日本政府がソマリア未満な「負の政府」であることから解消して行くなどの、
着実な埋め合わせに取り組んで行けばこそ、烈士の跡を継ぐ偉人たり得るものである。
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