「日本兵の方が恐ろしかった」
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001 2024/12/30(月) 11:31:07 ID:WyxEOBpjlQ
太平洋戦争末期、激戦地となった沖縄県糸満市。住民の多くは「ガマ」と呼ばれる洞窟内に逃げ込んだが、追い込まれた日本兵が住民を追い出し、殺害することもあった。語り部を続けるOさん(89)は「米兵より日本兵の方が恐ろしかった」と振り返り、戦争の真実を伝える教育の重要性を強調する。
1945年5月、「鉄の暴風」と呼ばれた米軍の砲撃が激しさを増す中、同市真栄平に住んでいたOさんは親族27人や同じ集落の住民とともに大洞窟「アバタガマ」に避難していた。しかし、撤退してくる友軍を迎えるためとして、日本兵からガマを出るよう求められた。軍刀をガチャガチャと鳴らし、威圧的に迫る将校が怖かった。
日本兵の残虐さにがくぜんとすることも。自宅から3軒隣では、家主の男性が日本兵に殺された。防空壕から出るよう求められ、方言で意思疎通ができないと刀で首をはねられたと目撃者から聞いた。「やはり日本軍は住民を守らない」と思いを強くした。
「日本は負けない神の国と教わり、皆が当たり前に信じていた。ばかげていた」と振り返る。「虐殺やガマの追い出しなどの事実を教科書に載せ、悪いことは反省しないといけない」と訴えた。
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