
大規模金融緩和により、欧米でも日本でも中流層が少数派に追い込まれ、
ごく少数の富裕層か、大多数の貧困層かのための事業にしか投資の価値が見出されない。
ナノテクなども、大きすぎず小さすぎない中間付近にあたるナノスケールの
領域での技術開発を志しているもので、そこで発明されたカーボンナノチューブなどが、
本物のガンダムすら実現できそうなぐらいの強度面などでの可能性を持ち合わせているが、
ガンダムみたいな大型の人型ロボットどころか、ただの自家用車すら高すぎて買えなかったり、
安上がりで済む軽自動車で済ませたりするのが多くの人々に好まれているような時代に、
そんな領域の開発などに投資してペイできる見込みなどもやはり立たない。
カーボンナノチューブも、金持ちが買う高級ゴルフクラブのシャフトに含有される程度にしか
活用の余地がなく、他には画像のようなパソコン部品が、多少ナノテクを導入しながら
1000円やそこらで売られるようなことがあるのみ。どんなに金カネがある所にはあるのだろうとも、
その使い道はその程度でしかあり得ず、大半の富は死蔵されたままに置かれるしかないのが、
金融緩和頼みでの景気の見せかけ上の取り繕いなどが全てな時代の限界なのである。
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