何者かになりたいと願っていた若かりし頃

しかし実際は、連日パチンコ屋を徘徊したり、
コーラをガブガブ飲みながら明け方まテレビを見たりと、
自堕落な生活を送っていた。
夢はたくさんあったはずなのに、いつしか、
そんなものは一部の選ばれた人間だけだという諦感に変わっていた。
もし、あの日の自分に会ってアドバイスを送っていたとしても、
たぶん何も変わっていなかっただろう。
人生とは、無情である。

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昨日うちの親父がﾀﾋんじまったよ
これから長い介護で大変だと思ってたら
あれよあれよと言う間に体調崩してよ

無情よな

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シンディ・ローパーのタイム・アフター・タイムが頭の中を流れるが、
自分も世の中も、なにも変わらない。
ただ、過ぎ去った時間を懐かしむのみ…

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それでは、お聞きください。

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何者かになりたいと願っていた若かりし頃の間抜け面豚満月（西行）

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