ワタシはおばあちゃんを看取ったので、その瞬間
をこの目ではっきりと見た。
学生時代、病院から危篤だという連絡がきて、朝の4時頃に親戚一同で病室を訪れた。
おばあちゃんの身体はすっかり萎んでしまって、ほとんど面影はなかった。
当然、意識もなく、目の前いるのがワタシの好きなおばあちゃんとは思えなかった。
体には無数の管がつながれ、痰を吸引する機械音だけが静かな部屋に鳴り響いていた。
しばらく見守っていると、だんだんと呼吸が弱くなっていくのがわかった。
苦しそうだし、早く楽になるといいのに、と思っているとガガガッという音が鳴り、
その瞬間、おばあちゃんの呼吸は完全に止まった。
すると、すぐに2人の医者が飛んできて、冷静に「ご臨終です」と呟いた。
自分が経験して思うのは、生と死の境界というのは極めて曖昧なんだということ。
蘇生をしたらもしかしたら息を吹き返したのかもしれないが、
医者ははなからしようとはしなかったし、誰も求めなかった。
60代前半と、今でいうと早すぎる死でさぞかし無念だっただろうと思う。
大のおばあちゃんっ子だったワタシは、今でもおばあちゃんのことを時々思い出す。
おばあちゃん孝行は充分したはずなのだけど、忘れることはできないですね。
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