
今の日本の皇室のような、権力から厳重に切り離された君主一族などが、
いくら国家統合の象徴扱いと共に、自分たちだけで家系を重んじようとも、
「個人⇔家⇔国」という多重性を帯びた社会構造が普及することもなく、
逆に家系なんてそこまで重視もしない犬魂(けんたま)の持ち主だらけと化した
一般社会側からの民意ごとの圧力によって、皇統の存続までもが脅かされるような
事態にしか至らざるを得ないのもまた、昨今の不穏な動向を見てもわかる通り。
実権のある権力者に至るまで、よく家を重んじることを責務として行くこと
までもが実現されることで、「個人⇔家⇔国」という認識もまた十全に普及する。
ただし、それが実現されるためには、「男系本位」である必要があるというのもまた、
古来の日本社会などが、それによって家を重んじる気風をよく普及させていた一方、
大昔から男系も女系もお構いなしで来た西洋の王室などは全くさような役割を果たさず、
却って世を挙げての犬魂(けんたま)への陥りからの争乱を招いて来たことからも知れる。
日本の天皇は今に限らず、1000年以上の大昔から権力に直接携わることを控えて来た
時期が多くに上る代わりに、男系で家を継承することにだけは徹底的であり続けて来た。
なればこそ、日本社会で家を重んじる気風が守られるための肝心要の存在たる点では、
あらゆる大権力者をも上回り続けて来た。権力者達もまたそれに倣い、なるべく男系と
共に家を重んじることで、一般庶民に至るまでの犬魂(けんたま)の抑制が広まるのである。
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