「発明王エジソンが、ビジネスとして電気使用量を増やすために
トースターの販売とともに朝食を奨励した」という逸話がありますが、
ある程度は事実であるようです。
日本でも、それまでの一日2食から3食になった時期は西暦1700年前後であり、
精米業者による流通量の増加がその主要因だともいわれています。
全世界的に見ても、朝食が習慣化したのは直近200年くらいのようです。
大きな要因は、照明の普及で労働時間が長くなったことです。
原始時代は、狩猟によって食事を賄い、貯蔵はほぼしないライフスタイルです。
朝起きた時点では食料が無いので、当然、朝食はありません。
「朝食を食べた方が健康的」という喧伝は、どうも上記のような
ビジネス的な思惑が大きく関わっているいるようです。
人類の歴史で、直近200年以前の朝食を摂らない時代において、現代よりも
健康面に有意的な劣勢差があるかというと、かなり怪しいです。
実際、一定数の知識人が実践しているリーンゲインズのような生活の方が
健康向上効果が大きいという可能性も否定できません。
2016年にノーベル賞を受賞した大隅教授のオートファジー理論などが
その可能性を示しています。
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