たとえば、末期ガンの終末期医療などに際しては、
大麻の服用まで徹底的に取り締まられている日本のような国でも、
最強クラスの麻薬であるフェンタニルの服用が公認されているほど、
人が死に臨むに際しての苦痛というものは、往々にして絶大たるものである。
なればこそ、若い頃には「年老いる前に死にたい!」なんて粋がってた者までもが、
保険医療や年金の使い込みででも、生き延びられるものならできる限り生き延びたいとなり、
そのせいで国の財政を傾けて、亡国の危機を招くことすら時には厭わなくなるもの。
見栄を張りたがる小人だらけの世の中ともなれば、自らが心中で本当は死への恐怖に
苦しめられ抜いていることを、表向きには隠し込んでの達観者気取りでいるような者が
多くに上るがために、気付きづらくもなることだが、死の苦しみ、死を意識してしまう苦しみに、
否定派並みかそれ以上に苛まれているものが本当は多数であればこそ、さような事態が招かれる。
健康養生や精神修養その他の嗜みによって、死への恐怖や死の苦しみを解消、
低減させて行くことは、自らと世の中、両方にとっての福祉となる試みであるからには、
保身的だ臆病だなどと決めつけて見下すことなく、誰しもが重んじて行くべきところだといえよう。
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