思考がポリフォニックであることには、
もちろん本人が楽しむ効果があるだけではない。
まるでガンダムシリーズでビットとかファンネルとか呼ばれている
オールレンジ兵器のように、論戦相手をあらゆる方向から攻め立てて、
相手の死角から倒してかかるようなことまでもが可能となる。
俺との論戦で、その手の論撃にやられて負けた人間などが、よく
「後だしジャンケンだ!🤬💦」などと言いがかりをつけて批判して来るけれども、
始めからそれも用意済みなうえに、ポリフォニックな思考の中で、
整合性も確認し終えていた論撃なものだから、大元の話と矛盾していたりすることがない。
もちろん論戦などに限った話ではなく、韓信や諸葛孔明のような名軍師もそういった、
ポリフォニックな思考の駆使によって本物の戦闘にまで勝利していたようだし、
なおかつもう少し軍事技術の開発が進めば、ドローンあたりで本当に、
ビットやファンネルのようなオールレンジ戦も可能となるかもしれない。
とはいえ、フィクションのガンダムの中でも、ビットやファンネルを自由自在に
駆使できる人間は「ニュータイプ」と呼ばれる一部の人種に限られ、普通の人間が
人為的な強化によってそれを試みても多くの副作用に苦しめられるものとしている。
そういった障壁もまた、現実のポリフォニック思考にもまたありがちなものである。
(おそらくはポリフォニック思考をコーラス的に楽しめるか否かが壁になるのだろう)
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