公権力者が石高制や
>>1画のような税制で、
平民からの直接的な納税によって生計を立てているのでなくとも、
結局のところは、国が大多数の平民からの支えがあって
はじめて成り立っているのには変わりがないのだが。
民間での儲け競争による奪い合いが激化して、
税金もろくに払えないほどの貧窮に追い込まれた平民と、
それにより私腹を肥やした大金持ちへと世の中が大別され、
後者のほうがむしろ納税に関しては主体と化するような事態ともなると、
特に納税額という点だけを見た場合には、それが見失われがちとなる。
消費税のような実質逆累進課税にあたる増税によって、
より一層民から搾り取りさえすれば、国の財政も良くなるなどと
少しでも思い込んでいたりする時点で、財務省の関係者なども同様。
今の日本の正規教育は、最高峰の東大に至るまで全て洋学一本であり、
世の中の大局を見計らう儒学的センスの修養は全く疎かなままにして
いるために、文系最上級の東大法学部を出ようとも、このスレで書いて来た
ような世の中の基本法則を察知することもできないままに終わるのが通例である。
その一人である三島も、「こんなことでは国もダメになる」と感覚で察しようとも、
ここで述べて来たような、その内実にまでは十分な洞察が及ばなかったから、
感情的な論弁からのテロ行為の挙句の切腹みたいな暴挙に及ぶしかなかった。
正規教育が洋学止まりでは、そんなでしかあり得ない証拠となったのである。
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