碌な業績も上げられない奴ほど現職にこだわる

天下取りの上での幕府創建という、その業績の絶大さが見るに明らかな家康公こそは、
たった２年やそこらで江戸幕府初代征夷大将軍としての座を退き、
余生を駿府での隠居生活に費やしたという。まさにその真逆。

世の中にろくな好影響ももたらせず、かえって我田引水による危害ばかりを加えて来た
ような連中ほど、自らの仕事への手ごたえがなさ過ぎるがあまりの現職に固執する。

「次世代が頼りないから」なんてのも、それを誤魔化すための口実にすぎず、
だったらなおのこと早急に要職を次世代に譲って鍛えてやるべきなのを、
いつまでもろくな業績が上げられないままでの、自らの現職でそれをも退け、
双方ともにろくに世の中のためにならないことにかけての傷口を広げ続けるのである。

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