
エンジンでもCPUでもNVMeでも、高性能であればあるほど熱を持ち、
それらを用いた機械やPCも大掛かりな冷却対策が必要になる。
人間もそれと同じで、体や頭を最大限に使おうとするときに、
大規模な発熱を来たすこと自体は避けられない。だからこそ、
古来の精進修行などでも、水垢離や滝行が一大取り組みとされて来た。
自らが十分に壮健であれば、そこに邁進して行ける一方、
老病などのせいで生命力が落ち込めば落ち込むほどそこから遠ざかり、
体が熱くなるほど旺盛な働きなどが務まらなくなってしまう。
冷房や冬の寒さは滅法こたえる一方、暑さはほとんど感じることがなく、
体感では平気な風でいられる(かといって熱中症にならないわけではない)
なんていう状態に陥ってしまっている年寄りともなれば、ほぼ全員が
その域にあるわけで、にもかかわらず壮健な人々の傍らにいて、酷暑でも
弱冷房を強いたりすることが、生産性の足を引っ張る一大元凶とも成り果てる。
年寄りでも精進加減などによってはそうならなくて済むものだが、
西洋化で生まれた頃から椅子の生活だったせいで、足腰の筋肉が萎えている
戦後生まれの年寄りなどにとっては、なかなか務まらないことで、それもまた、
そこを推し進めたアメリカこそが招いた事態であるのを知らねばならない。
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