
今のMの言動などからも、「仕事とあらば何でもやる」の狂乱に埋没して
しまっている人間というのは、物事の因果関係というのをまったく理解しない、
あえて無視する部類の蒙昧に陥っている場合が多いことがわかる。
入念に理解してかかるのは「○○は××である」までであって、
「〇〇は△△だから××である」「○○は△△で□□だから××である」といったような
因果の多重性を一切理解しようとせず、それを禁忌扱いして徹底的に遠ざける。
別に、頭が悪いからとも限らない。
そういった因果の多重性への配慮なんかを働かせていたら、
「仕事とあらば何でもやる」が破滅的な結末に至ってしまう危険性を
即座にでも察知してしまうものだから、その道を選んでしまった者とあらば、
医者や学者なみに頭がいいはずの人間だろうとも、あらゆる因果律への理解を損ねる。
なればこそ「親の因果が子に報い」のような、人として最も根本的な因果律すら
理解できることがなくなり、金持ちで社会的ステータスにまで恵まれようとも、
子供一人持つに値しないほどの餓鬼畜生とも成り果ててしまう。
「仕事あらば何でもやる」の国を挙げての増強によって、
世界平均の何倍もの国富を占有しているような資本主義国などが、
大量移民に頼るのでもなければ少子化や高齢化に陥ってしまうのもまた、
そういった内実があってのことであり、それは極めて高度に不可避なことなのである。
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