上級は下級を、道義によって欺く 偉大なる生存の報告Part337

火垂るの墓を反戦映画だなどと断言しなかったことで、
厄病左翼をふりほどき、全世界へと普及できたのみならず、
発表当時から、主義主張の左右への拘りなどに囚われることなく、
この作品を日本社会全体へと広めることができた。

それで実際、高畑の国内限定での反戦キャンペーンは達成されたのだけれども、
「これは反戦映画ではない」という言い分と共に世界に広められた結果、
最たる加害国だったアメリカを含む多くの国で、「こういうのは戦争が起きる以上は
仕方ない現象なのだ」という、免罪符のノイズを帯びさせることにもなってしまっている。

愚民への欺きを介する以上は、多少以上にそういった問題も生ずるのであって、
そこは大衆に至るまでの教育の充実などによって、欺きなんかを介する
必要もなくするなどの手段によって、解消されて行くべき点なのである。

今ここで俺が言ったようなことが、全世界で認知されるだけでも、
時限爆弾の発火のような、それになるだろうがな。●～*

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