笠地蔵、設定を忘れる

無理が通れば道理が引っ込む、
威力で人の意見を遮るなんてきわめて茶飯事であり、
それゆえにそれが当たり前のことだなどと思い込んでいるような下衆も多い時世。

これは譲らぬと断じたことを決して譲らぬような、
志操堅固、品行方正の姿勢を示しただけでも不快感を抱き、
そこへの対抗を試みるあまりに、殺意を帯びた憎悪を抱くような者もまた後を絶たない。

さような賊徒の存在性をあらかじめ察し、
その用心に取り組まねばならぬのは偉大なる益荒男、大丈夫はおろか、
その志願者程度にとっても避くべからざる宿命である。

「男は敷居を跨げば七人の敵あり」というも、さような場合にこそ必要な覚悟。
付和雷同、相手によっては虎にも狐にもなるような匹夫小人には与り知る必要もないことなのである。😤ｳﾝｳﾝ

返信する