中学生の頃、校内で知らない人間は一人もいないくらい有名な女の子がいて、
とにかくその子は誰とでもそういう行為をする、俗にいうサセ子と認識されていた。
17歳くらいのときだったかな。
幼稚園からの幼馴染みで家も近所だった親友がその子と付き合ってたんだが、
別れたので俺に紹介してやると言ってきた。
中学時代にその子とは接点がなかったので、とりあえず一度会うことになって、
友達もまじえて3人で会って、しばらく話して別れた。
それからしばらくして、向こうから連絡が来て返事を聞かせてほしいと言ってきたのだが、
申し訳ないがお断りさせてもらった。
その子はガリガリで、いかにも幸の薄そうな顔をしていた。
正直、全然タイプではなかったし、そこまでして童貞を卒業したいとも当時は思ってなかった。
さんざんヤンキーのおもちゃにされてきたからとか、変な防衛本能が働いた、とかではないんだが、
とにかく俺は目の前に訪れたチャンスをみすみすふにしてしまった。
きっと、そういう小さいチャンスを無駄にしない者に神様は大きなチャンスを与えてくれるんだろうが。
今考えても、何が正しかったのかわからない。
もっと貪欲にガツガツ行くべきだったのか?
別に貞操にこだわりなんか持ってなかったし、
きっと当時に戻れてもたぶん同じ行動をとっていたと思う。
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