「戦争」の歴史は、わりと浅い 偉大なる生存の報告Part342

戦国期までは忍びの者の領分であることが多かった諜報戦なども、
江戸期以降は目付身分の武家などが専守防衛で担うこととなったために、
ほとんどの忍者は職を追われ、最上位の伊賀者なども江戸城警備などの
限られた職分だけを担うようになった。元禄赤穂事件時の諸国の目付武士の
暗躍などもつとに有名なものだし、戦乱が絶えた江戸期の武家の軍事に
まつわる業務などは、むしろ情報戦のほうが主流と化したぐらいのもの。

いま米韓中あたりが無防備状態なスパイ天国と化している今の日本で
繰り広げているような諜報合戦こそが、江戸期の武士の軍事面での本業
だったぐらいのもので、そのころの本物の武士道の復活すなわち、
日本人の諜報能力の再興といってもいいぐらいのものなのである。

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