
また、草食は肉食に比べて効率が悪いので、どうしても「量」でカバーする必要が生じます。
たとえばゴリラの腸内には、ヒトには無い特殊な微生物がおり、セルロースを分解して
アミノ酸を合成し、たんぱく質を得る能力があるのですが、そのために必要な膨大な
食事量(オスは1日に約30kgもの食事を摂ります)を満たすために、野生のゴリラは
1日の活動時間のほとんどを食糧探しと食事に費やさねばなりません。
ですから、ヒトがゴリラの草食を真似しても(そもそも真似ることは不可能でしょうし、
仮に完全に真似できたとしても)、決してゴリラのような筋肉隆々の身体にはなれない
のみならず、生理的には肉食動物であるヒトが動物性たんぱく質を摂らないと、
老化が早まり寿命を縮めます。
なお、草食動物といえども、草ばかり食べて回りくどい方法でたんぱく質を得るよりも、
他の動物を捕食して直接たんぱく質を摂取する方がよっぽど効率が良いので、むしろ、
「チャンスさえあれば、やらない理由はどこにも無い」ということになります。
実際に、牛や馬がヒヨコ等の小動物をパクっと食べる姿が、しばしば目撃されています。
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