一昔前までは軽薄短小な電器産業の世界的シェアを握っていた中国が、
重厚長大な自動車産業などにも本格的に手を出し始めた結果、
PM2.5の排出量が桁外れな域で倍増し、かつては九州北部あたりまでで
留まっていたのが、日本全体を覆うほど張り出すようになり始めた。
北京五輪以降の徹底対策で汚染物質自体は少量に抑えられているため、
そこまで空気が汚れているようには感じないが、工場や発電所などから
排出されるCO2まで抑制しているわけではないから、PM2.5が覆って
いる場所の温室効果は未だ甚大たり、大変な酷暑を招いているうえに、
台風の進路の異常化や線状降水帯の大量発生による大水害をも招いている。
ーー俺も、昔はどんな暑さ寒さにも負けない超人的な肉体を得たいなどと
思っていたことがあるが、今はもう違う。今の夏場の蒸し暑さなどは、
もはや平気で耐えられる人間のほうが、自律神経の失調や筋肉の衰えなどの
不健全な異常を抱えてしまう域のもので、むしろ苦しいぐらいのほうが健全。
金儲け一つのために莫大なCO2排出を続けている隣国のせいで
招かれている、不自然かつ不健全な蒸し暑さや水害などのほうを、
収束させて行くことのほうこそを健全な取り組みと見なさねばならない。
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