不労罪が実定法として制定されていない、今のような時代に限っては勝ち組。
現実問題として、親が死んで扶養者を失おうとも、
適当な理由を付けて生活保護を受給することだって不可能じゃない。
それもまた、今の世の中に健康な無職を強制的に働かせる法整備が存在しないから。
仮にそういう人種を無理にでも働かせるのであれば、
企業経営者なども人材を選り好みばかりしてはいられず、
無能な人材しかいないんだったら自分たちで育成して行くなどの義務を負わされることになる。
不労罪の制定は、怠け者の無職と悪徳経営者の両成敗になるからこそ、
後者が是が非でも嫌がって、政府や自治体もそれに乗り出すことができないままでいる。
(悪徳経営者こそが政商団体として行政に圧力をかけるのも常習化しているため)
公職者たる侍が商人などとの癒着を厳禁していた江戸時代には、
離農逃散を罰するような不労罪相当の法整備もまた存在していた。
そういう時代に無職でいるのは負け組だし、そもそもが本物の檻の中である。
健康な無職にとって、悪徳経営者こそは最大最強の庇護者なのである。
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