
本物の視覚障碍者とはまた別の話なのも分からないほどボケちゃったのか?
事実と妄想の区別がつかなくなるのも認知症にありがちな症状だが。
本物の盲目とはまた別の事態として、自らが情報戦で劣勢であるせいで、
相手からよりも自分からのほうが見えてないものが多い、なんてことがある。
そういう立場からの戦いを、座頭市の戦いに当てはめてみたのみ。
ただ、それが必ずしもあらゆる方面で劣勢に立たされている状態とも限らず、
盲人ならではの聴覚その他の研ぎ澄ましによって目明き以上の戦闘力となっていた、
創作上の座頭市などと同じような、ある種の洞察力により秀でたがための、
勝利を呼び込むようなことも、あり得ないとまではいえない。
「怨み豈に明らかならざらんや、見えざるをこれ図れ」(書経・五子之歌)
この世の中には、あえて隠そうとされているものがいくらでもあり、
どんなに優れた諜報組織といえども、その全てまでをも把握することはできない。
こちらが情弱側であるのと引き換えに、そういった領域に至るまでの配慮を
働かせた一方で、相手のほうが情強側であることを鼻にかけての思い上がりに
囚われて、いまだ見えざる者への配慮などを疎かにするようなら、長期的には
こちらのほうが、より見えざる者ならではの勝利に与るようなこともあり得る。
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