東京五輪(1964年)の時は、お金がなくて世界銀行から借りてまでして東海道新幹線を開通させたのね。
他にも首都高とか原宿~代々木から馬事公苑に至る一帯も国立競技場の新設も含めて再開発したわけ。
これを公共投資というんだよ。
散々知られている通り、五輪自体の収益が黒字化したのは1984のロス五輪が初で、東京五輪も
当たり前に「五輪というイベント自体は赤字」だったわけ。
ところが五輪関連として投資した公共投資が新幹線は今やGDPの数%を占めるほどの稼ぎをもたらし
首都高速然り、都市の再開発然りで今から思い返せば「東京五輪に関連した公共投資がなければ」
東京も日本の姿も今とは違っていたわけ。
新幹線もだけど、首都高速道に至っては「こんな道路作っても将来的にも利用されなし無駄になる」という
声が沢山あった由。今から思うと滑稽だよね。
道路と言えば大阪万博(1970年)の際に、都心部から千里丘陵に伸びる「新御堂筋」にも同様の指摘が
多くあった由。竹藪ばかりの丘陵地に高架の高規格道など通してどうする?と。
東京のその後はもちろん、大阪万博のその後も日本で最初の超大規模宅地開発である「千里ニュータウン」
は流石に知っていると思うよ。
人が増え、人が活動し、経済活動が盛んになると税収も増える。赤字黒字どころの話ではない「借金」してまで
行った投資が後年花咲いたわけね。結果的に、公共投資を伴う案件ってのは、そういうこと抜きでは判断出来ないよ
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