
大英博物館が世界最大の盗品展示場を兼ねてしまっているぐらいには、
世界史上最大規模の覇権拡大をかつて試みたイギリスなども、
国を挙げての我田引水本位な姿勢を固定させざるを得なかった。
今でも「我々に本当に味方であるような外国はいない」を国是とし、
身勝手な都合でEUを離脱したり、その場その場での適当なコウモリ外交を
試みるような真似を繰り返し続けている。それもまた、人間という生き物が
外向ばかりに専らであることは即、不仁に直結する普遍法則があればこそのこと。
かつて大英帝国に次ぐ版図の帝国を樹立していたモンゴルなども、大昔から、
アジア諸国の中では例外的なほどに不仁の非道を好む蛮族の集まりできた。
身内同士での殺し合いも辞さないような惨暴加減こそが、騎馬集団として、
アジア大陸全土を暗黒支配の闇に染める原動力ともなった一方で、
それ故の持久力のなさからの早急なる衰亡にも見舞われたもの。
内省を疎かにしてまで外向に専らでいることが、最盛期のイギリスやモンゴルのような
覇権主義としての大業に結実することもある一方で、それがどうあっても不仁止まりの
所業となるために、早急かつ無残な最期を遂げざるを得ないというのもまた、
国家規模、世界規模でみれば普遍的な法則となっているわけである。
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