今の今まで江戸時代を見上げるような極貧状態に苦しめられて来た次世代の中には、
その覚悟を持って業務に勤しめる者もまた相当数いようけれども。そこでまた、
電通社員のような死兵働きに及べばいいというのでもない。「ゴジラ-1.0」で主人公の
敷島が従事していた機雷除去なみに命をなげうつ危険を伴いながらも、決死は極力避け、
生きて務めを果たし、なるべくなら子孫へとその業務を引き継いで行くことすら心がけ、
以てこの国の恒久なる平和や繁栄の礎になることこそを目指し続けなければならぬ。
次世代の日本人なら誰しもがそこにまで至れるかというと、それはまだ疑問である。
旧世代の年寄りたちも、次世代はとかく無責任で、ネット炎上やバイトテロのような真似で
積み上げて来たものを台無しにするような真似も平気で犯すといった印象を抱いている。
それは、旧世代がろくに次世代に対して責任ある要職を明け渡しもしないで来たから
こその結果であるわけだから、その責任もまた旧世代のほうにあるとはいえるのだが。
そんなペースに慣れきってしまっているような次世代が、無責任さを持ち越したまま
要職に就くような真似もまた当然許されることではなく、その点だけは次世代たちのほうも、
厳重に心を入れ替えて行く覚悟を持ち合わせねばならない所だといえるのである。
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