「猫の肉」のような、氷河期世代の成功者

その心は、「少なくてマズい」。

まるで「海では船底一枚下は地獄」とでもいうように、
大多数の同世代が自らの直下で、所帯の一つも持てないほどの極貧に
苛まれ続けている中で、いいとこのお坊ちゃんで東大卒でそこそこのイケメンとかいう、
至れり尽くせりな境遇によってどうにか成功者でいられて来た、そんな側もまた、
自らの立場を是が非でも守らんとするあまりに、まるで自分以外の亡者を口汚く
罵りながら蹴落としていた「蜘蛛の糸」のカンダタの如き殺伐さでしかいられなかった。

これが就職氷河期に限らず、大多数を落伍者に追いやるような過当競争が招く人間模様の全様相。
そこで勝とうが負けようが、余裕を持って悠然と人生を送れる余裕がなくなる点では同じ。

弱肉強食を持て囃しながら負け組を見下していい気になってるような奴らも、
そういう実態を知らないからには、負け組のなりすましなのだろうなとも知れるわけだ。

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学歴以外に何も無い人間の典型。
学歴不問の世界に放り込まれたら、間違いなく底辺に位置する人間。

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それはさすがに現底辺からのやっかみが過ぎる。

この人は酷吏としての才覚が旺盛なようなので、
自分自身が不行跡を犯そうものなら即切腹の上での、
要職への取り立てぐらいはしてみたい所存だよ。

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