>>27 人生は所詮、死ぬまでの暇つぶしなので、あまり深刻に考えず、
真面目になり過ぎずに、仕事に関することも含めてなるべく嫌なことはせず、
素直にやりたいことをやるように心掛けています。
死は、個体にとっては、意味のあることでも、荘厳で崇高なものでもありません。
生物が(有性生殖を行うようになった結果)「死ぬ」ようになったのは、元をたどれば
「ウイルスの変異スピードに対抗するため」に過ぎません。
生命の進化を遡ると、生命誕生から約20億年間は「無死」の世界でした。
むろん、事故や他の生物に捕食されて死ぬことは当然ありましたが、
「寿命で死ぬ」という現象はありませんでした。
いわゆる「一倍体」と呼ばれる大腸菌のような生物は、遺伝子のセットをひとつしか持たず、
その遺伝子を複製して二倍にした後に分裂を起こし、それぞれがまた“一倍体”になる…という
増殖の仕方をします。
個体の遺伝子をそのままコピーして、倍、倍、倍と増えてゆく ―― そこには親も子もなく、
死も存在しません。
しかし、今から約15億年前に「二倍体細胞生物」(遺伝子の組み合わせを二つ有する生物)、
すなわち、父親と母親から受け継いだ遺伝子を両方持っている生物が出現し、それに伴って
初めて「寿命による死」という現象が生じました。
二倍体細胞生物が生きている間、その生命の元であるDNAは、活性酸素や食物の中の
発がん性物質などのストレスによって傷付き、この傷が時問とともに蓄積されて行きます。
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