
(
https://bbs0.meiwasuisan.com/toriaezu/1752467614/...の続き)
山下達郎も傾倒して来たロックというジャンル自体、
ビートルズやストーンズに始まるレジェンド世代がいつまでも
名声利権を牛耳り続けた結果、年を追うごとに尻すぼみとなり、
90年代ごろの最後の輝きもイラク戦争に消し飛ばされて、
ジャンルごと新規は滅亡も同然の状態となって今に至る。
クラシックでもジャズでもソウルでもファンクでも、洋楽はみんなジャンルごと
似たような経緯で滅びるか、化石状態で形程度に残存するかの末路を辿る。
昔の日本の伝統芸能のように、名代を継いだりすることにもそこまで
本腰を入れたりはしないから、特定の世代による占有が仇となっての短命に終わる。
戦後の日本文化も、音楽に限らずみんなそんな理由で短命止まりたる。
昔の邦楽とか、古臭くて聞いてられない度合いでは洋楽以上だったりもするが、
それも特定の世代による利権の独り占めが、より横行していたりするからである。
そういう文化のほうが、既存の価値観に囚われない新しい文化扱いで、
戦後に持て囃されながら、最終的には伝統文化などが決してそうならないように
勤めてきたような域の、老害たちの慰み物に成り果ててきたのである。
孔子が淫らな音楽であると断罪し、公式の場で披露した者を死罪に処したという
鄭声の雅楽などもそのようなものであったろうし、別に本当は新しくもなんともない、
昔から流布が試みられては挫かれて来た部類の文化的蛮行にすぎないのである。
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