入院中の怖い体験

深夜にトイレに行った時に
緊急搬送された若い女性がいた
女性というか、小中学生ぐらいの子供だと思う
夜勤の医師がどういう訳かいなくて、
看護師が右往左往してさがしていたけど見つからない
そこでトイレを終えて廊下にいた俺に
人が入らない様にみていてくれと頼まれた
昭和時代は適当に使える人は誰でも使うという時代だった
二人の看護師が医師を探しに行ったり、電話したりしながら
どこかへ行ってしまった
俺は、もしかしたら死んでるかもしれない人と一つの部屋にいると思うと
メッチャ怖くなって、ドアと廊下の間にいて、すぐに逃げれるようにして待機していた
つづく

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その内に慣れて来たのもあって、気持ちが落ち着いて来た
そしたら、目の前にいる女の子がエロく見えて来た
俺は当時、高校生だったし、そういうのに興味もあった
それで左右を見回してから
おでんツンツン男みたいに、手や腕につんつんと指先を当ててみた
全く反応が無かったので、調子にのって胸につんつんしたり、
いろんな所をつんつんしていたら、ある瞬間に「う～ん」って
その子が色っぽい声を出した
俺は慌てて手を引っ込めたけど、また少ししてから
いろんな所をつんつんしていた
するとまた「う～ん」と声を出すけど、全く起きる様子がなかった
生きてると分かれば、全然怖くなかったので
手の平で胸をさわったりしていた
するとドタドタバタバタと足音と話声が廊下から聞こえて来て
看護師と医師がやってくるのが分かった
「何か変わったこと、無かった?」と聞かれて「何もありません」とだけ答えた
つづく

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