
よく、反共の手合いらしき連中が、中共とそれ以前の中華帝国などを
糞みそに否定し去りたいあまりに、「中国の歴史は戦乱による国家転覆の歴史」
などと言い張っているのをよく見るが、これも不当なプロパガンダの典型でな。
そりゃあ、未だかつて断代を来したことがない日本の歴史などと比べれば、
相当数の戦乱からの王朝交代などを繰り返して来たのには違いないが、
西洋諸国などと比べればその頻度もはるかに低く、欧州全体の数倍に及ぶような
規模の国家社会を統合した帝国が、数百年にわたる平和や繁栄を幾度も実現
してきており、むしろそちらのほうが中国史の主流たるぐらいのものである。
インドなども同様なうえに、内紛で荒廃を来すようなことを
極力控えてきた度合いでは、中国や日本にも勝るぐらいのもの。
画像の洋学系の歴史対照表などは、西洋の歴史がやたらと大きな面積を
占めてはいるが、それもむしろ際限のない戦乱による破綻を繰り返して来れば
こその体たらくであり、そのほとんどが中国やインドの数分の一程度の矮小な
辺境としての欧州で来していたことであるために、欧州付近の国境は今でも、
世界でも最悪級に網の目状の密度が高いままであり続けている。
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