
まず以て、人文系の極みである政治活動が無闇矢鱈と活発であるようなこと全般が、
理工系の嗜みありきなモノづくりの邪魔にこそなれど、助けになるようなことなど
ほとんどなく、行政の介入などあればあった分だけ駄目になるような面もある。
モノづくりのためにも、政治は無為自然を最高の境地とし、
金持ちか労働者いずれかへの偏重のせいで世の中が停滞に陥ったりすることを、
最低限の施策によって防いだりすることだけに特化したほうがよい。
さすれば、政治家やその他公職者が手掛けるべき事務などは最小限で済めば済むほど良い
ということにもなり、それは公職者の怠惰が糾弾されるような事態にも陥りかねない。
そこで、今の警察のポイント稼ぎ目的でのネズミ捕り交通取り締まりみたいな
空回り状態の働きなぞを試みようとも、批判の上塗りを招くだけでしかない。
なればこそ、公職者が禅門や密教や武芸のような精進修行への取り組みを兼ねることが、
さような問題を絶やして行くための手立てとしても有効となる。
幸い、さような精進修行の取り組みこそは、最上級のモノづくりなどとも近似する点が多く、
それ故に仏僧の仏師などが職工の手本などにもなって来たものである。別に政治的に
モノづくりを擁護したりせずとも、そちらのほうが真の貢献者たるのである。
返信する