
戦後日本で、民間からの情報戦要員として最大級の暗躍を果たした
>>105画右下の田中清玄氏なども、山口組の田岡一雄組長と親交があったり、
暴力団員からの襲撃を受けて重傷を負ったりしていた程度には、
戦後の日本で情報戦に乗じる上では、非合法への関わりが不可避となった。
(かつ暴対法の強化によって、日本人の情報戦への参画も致命的に弱体化した)
CIAも暗殺や他国のテロ組織や麻薬密売組織への支援のような、
国内外で非合法とされているような活動をお咎めなしで行える組織であり、
諜報活動が「何でもやってやる」ことを本旨としている以上は自明に、
非合法領域に至るまででの権謀術数こそが真骨頂ともならざるを得ないのである。
そこが、「為さざるあり、しかる後に以て為すことあるべし(孟子・離婁下)」を本旨とする、
>>105画の面々のように武家の血筋の者なども、そこでの活躍がやって出来なくもないが、
他者を侵害して自分たちだけがいい思いをする不仁さにかけても全力であるような連中と
比べればその点で一歩引くために、近代以降は年を追うごとに劣勢とならざるを得なくなった。
CIAがアメリカの最高学府であるハーバード閥であるように、情報戦はとにかく
頭がいいほどいいのには違いない。その上で仁徳の持ち主であるか不仁の禽獣であるかが、
何でもありの情報戦への素養と、平時の情報戦への素養の有無を分けることとなる。
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