河原町で一人、佇んでいる子がいたので声をかけた。
当時は妙に肝が座ってたちゅうか、酒も飲んでないのにそういうことができたものだ。
それだけ好奇心旺盛だったし、純粋に異文化交流をしてみたいという気持ちが強かった。
第一声は定番中の定番で「今何してるの?」みたいな感じだった(笑)。
その子は国は忘れたけどヨーロッパの出身で、ツーリストではなく日本で暮らしているようだった。
で、駄目元で「喫茶店でも行かない?」と言ったらすんなりOKと言ってくれた。
そこまでは良かったんだが、日本語がほぼ通じないので、会話は必然、英語ですることに。
ところがワタシャ、いかんせん語学力がなさすぎて難儀したこと。
向こうは一生懸命、自分の拙い英語に耳を傾けてくれたんだが、
あまりにもコミュニケーションが辛すぎて、こちらから切り上げることにした。
1時間ちょっとひとしきり喋った後で、シーユーとななんとか言って握手して別れた。
顔はかわいかったんだが、外国人特有の、かざらないワイルドさを感じた。
なんか貴重な時間を、自分のグダグダの会話を聞かせるだけで申し訳ない感じがしたな。
でもそれ以来、欧米人に対する変な憧れみたいなのは全然なくなった。
やっぱり、日本人が一番いいや、って思ったね。
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