あれからもう一年が経つのか…
その日は朝から、胸がザワザワしていた。
プッぺさんが坂上のヤサに出向くと宣言してから、およそ数ヶ月。
ついに、その時はやってきた。
当の本人は完全にブルってしまい、とっくに明和から遁走していた。
しかし、そんなことはおかまいなしに、約束を決行するとのこと。
誰もが固唾を飲んで成り行きを見守っていたのではないだろうか?
自分も、明和を始めて以来、経験したことのない緊張に包まれていた。
誰もが「アカン、この人マジだ。本当にやる気なんだ」と思ったことだろう。
「何かあったら全力で止めますよ」と言っていたコテも結局、合流しなかったし、
どんな結末が待っているのか、まったく想像もつかなかった。
だが、蓋を開けてみれば「坂上をからかっただけ」とのこと。
あの迫真の一言一句が、まさかのてんごだったなんて…
なにか壮大なドッキリでも仕掛けられたかのように呆気に取られてしまったのだが、
それにしても、指一本触れることなく坂上を震え上がらせたプッぺさんの胆力には
恐れ入谷の鬼子母神、と唸らずにはいられなかった。
知らんけど
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