
個人間から派閥間、地域間に至るまで、
利害相反級の搾取関係を極力排することこそが、
日本古来の「和の精神」の本質であり、
それは決してただの馴れ合いなどではなかった。
全国全土に至るまで利害相反のねじれが発生することをよく警戒し、
その原因になるような、内輪だけでの過度の馴れ合いなども避ける。
人間、愛が激しすぎれば、その反動としての憎悪や無関心もまた
派生しがちなのが常であるからして、偏愛に溺れるようなこともまた
仏道帰依や武士道によってよく避け抜いて来たのである。
大多数の日本人は、倫理観の低下が著しい現今ですら、
真面目さ厳格さで世界最上級でいるのを見ても分かる通り、
そのほうがむしろ、人としての厳粛さを要求される姿勢でもある。
俗に「弱肉強食」などという言葉で利害相反級の搾取関係を
「厳しい現実」扱いにして正当化しようなどとする者もいるが、
その内実は、眉間広々のオナメン顔貌が重篤化するほどの不真面目さの至り。
そこにさらに逆ギレで不真面目さを開き直るような後付けの厳しさを
畳みかける者もいて、そういう人間は島田紳助みたいな、目の間は広いのに
眉間は寄っている独特のオナメン顔貌と化するものだが、やはりその本質は、
根っからの真面目さを受け入れられない惰弱さにこそあるのである。
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