
さらに、近年の医学・運動生理学の研究において大きな注目を集めているものに、
筋肉から分泌される「マイオカイン」という物質がある。
筋肉は、かつては単に「身体を動かすための組織」と考えられていたのだが、
近年の研究により「ホルモンなどの生理活性物質を分泌する最大級の内分泌器官」
でもあることがわかってきた。
その「筋肉から分泌される物質」の総称が「マイオカイン」である。
現在、数十種類以上のマイオカインが発見されており、
・代謝アップ(脂肪燃焼効果による肥満予防、メタボリックシンドロームの改善)
・抗がん作用(がん細胞の増殖抑制やアポトーシスによる消滅を促す)
・糖代謝の改善(糖尿病予防、インスリン抵抗性の改善による間接的ながん予防)
・脳の活性化・認知機能の向上(うつ病や将来的な認知症の予防)
・免疫力の調整(自己免疫疾患や免疫の暴走によるサイトカインストームを防ぐ)
・抗炎症作用(体内の慢性的な炎症を抑え、がん細胞が好まない体内環境にする)
…等々、全身の健康やアンチエイジングに重要な効果をもたらすことが
分かっている。
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