山口百恵の現役時代から存在し、30年以上も前に完全に否定された
「山口百恵の父親は韓国・朝鮮系」説は、いまだに亡霊のように残っており、
YouTubeのコメント欄やネット上の「教えてコーナー」のようなところで
訳知り顔で語られたりしている。
デビュー当時、「婚外子である」という事実が隠され、ホリプロから
「幼いころ両親が別れ、父はいません」と答えるよう指示されていたことが
余計な詮索や憶測を生み、このような俗説が生まれたと考えられる。
発生源は『噂の真相』や『現代』など複数のゴシップ誌だと思われるが、
それらの記事も何らかの証拠に基づいたものではなく、「…と言っている人がいる」
というレベルの憶測記事だった。
さらに「孔子も李白もマイケル・ジャクソンも韓国人だ」と主張する彼の国の
ゴシップ誌にも「山口百恵は1959年、韓国人の父と日本人の母の間に生まれたが、
両親の離婚後は母方の姓を名乗り、現在まで母親と一緒に日本人として生活してきた」
という記事が載ったことがある。
しかし、この記事に関しては、正確な情報さえ知っていれば実にいい加減なもの
であることがわかる。
「両親の“離婚”後は母方の姓を名乗り」とあるが、百恵の父親には別の家庭があり、
百恵の母親はお妾さんである。
そもそも最初から結婚していないのだから、離婚なんてできるがずがない。
ただし、そうは言っても「本当のところはどうなんだ。火のない所に煙は立たないのじゃないか」
という疑念を払拭できない人もいよう。
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