(
>>52の続き)
ほんの近ごろ、ロシアによるウクライナ侵攻あたりから急激に、
世界情勢がきな臭くなって来たように思われたりもしているが、
人類社会がもうだいぶ前から総合的に、世界大戦の繰り返しすらやむないほどの
不安定要素を抱え続けているのにも違いはないし、そんな中でつかの間の
平和を謳歌できていた地域なども、所詮は臭い物に蓋がわりとうまく
いっていただけの、砂上の楼閣止まりであり続けて来ただけでしかない。
そしてその、臭いものに蓋の上での、資本主義国などの虚栄こそが、全世界規模での
荒廃を増長させる原因ともなって来たからこそ、その蓋を今一度開け直した先に、
核戦争級の大乱までもが危ぶまれるような、最低最悪の事態までもが予見される。
日本や中朝なども、洋化のために仏道帰依を国を挙げて排除した近代以降に、
末法思想に適合するような世界の荒廃は、より進行の一途を辿ったというばかり。
洋風の政治行為のほうが文民統制を基本とし、議会の場に刃物一本持ち込むことも
下賤の所業として忌み避ける一方で、国同士の戦乱や民たちの困窮を招く度合いでは
江戸幕府のような武家政権をもはるかに上回り、間接殺人の総量もより高まる。
そこ一つ取っても、末法の世における「臭いものに蓋」が、より一層の腐乱を招く
実例となっているもので、少しだって人間社会の進化のうちに数えていいものではない。
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