インドのエビ 偉大なる生存の報告　Part329

（>>154の続き）
GDPもまた、国家の優劣を測る重大な指標であるのには違いなく、
特に「現時点での国力」の指標としては、最も正確なものの一つであるのに違いない。

ただ、そこで上位たることばかりを追い求めるあまりに、
国の持続可能性を蔑ろにするようなこともまたあるがために、
「恒久的な国力」の指標などでは決してないと言えるし、
場合によっては「将来の後ろ暗さ」の指標にまでなってしまうものである。
（ランク上位の資本主義国が揃いも揃って自滅に陥っている今など）

仮に、より恒久的な国力の指標に則りたいのであれば、現時点における
GDPの高さを、過当競争による少子高齢化や移民による国家乗っ取りの
危険性の高さで相殺したような指標こそを、より頼りにして行くべきだと言える。

さすれば、GDPだけだと世界上位を占めている欧米諸国や日本などは中下位に転落し、
おそらくと言わずともインドあたりが中国をも抜いて、現時点での世界一となるだろう。
それでもそういう指標のほうを、GDP単体以上に重大な指標とみなして、そこでの
上位陣への食い込みを志したほうが、はるかに健全な国家運営たるのである。

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