
いわゆる「民主制」の内実が、画像のような民間の金持ちの絶対支配を
助成する「民間封建制」の様相を呈していることなどを根拠に、
俺も民主主義というものの欺瞞性を糾弾し続けてきたものだが。
それにしたって、西洋人にとっては事実、民主制がベターな選択だったのにも違いない。
西洋においては、官民上下の身分制支配としての封建制は即、暗黒支配そのものであった。
封建制の主君すなわち暴君であり、名君が平和や繁栄を実現するなど夢物語の内でしか
ないような歴史を重ねて来たために、名目だけでも為政の主権が民衆に存在することが、
どんなに内実が民間封建制としての惨状を帯びているのだろうとも、まだマシなように思われた。
ただ、それはあくまで西洋人だけにとっての特殊事情に過ぎず、東洋人にとってはさにあらず。
名君が欧州全土をはるかに上回るほどの領土を穏健な統治下におき、なおかつ後継者の
育成などにも入念であることで、数百年にわたる平和や繁栄を幾度となく実現してきた。
なればこそ西洋とは段違いな人口力や民度や平均知能の高さなども獲得して来られた。
故に、民主主義が西洋発祥のイデオロギーな上に(古代中国の墨家なども似たような主張をしてたが)、
欧米諸国がその最たる実践者であることなども、西洋が世界の主導者たる根拠などとするのには
まったく値しないのであり、むしろそれすら実質民間封建制止まりであることを恥ずべきなのである。
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