未だにクマ出没のニュースが相次いでいて、
その爪の鋭さなどからツキノワといえども決して舐められたもんじゃないのが
知れ渡りつつあるが。それでもなお、山で出くわした消防士が持ち合わせていた
ナイフで撃退したのが銃刀法違反じゃないかと問題扱いされていたりもする昨今。
ツキノワやチンパンみたいな、人間と同程度の大きさの動物が、
並みの人間よりも強靭な体力を持ち合わせている上に、
さらに鋭い爪や牙でも武装しているところなどをみれば、
人間もまた帯刀ぐらいで初めて一人前以上の動物であるらしいことがわかる。
進化の過程で鋭い爪も牙も毛皮も捨て去って、体力まで最低限程度にまで
落ち込ませている人間が、さらに道具にすら頼らないというのは、
それでこそ野生だなんてこともなく、ただ動物未満のひ弱に陥るだけでしかない。
それをこそよしだなんてする文明社会があったとしても、
万物の霊長たる人間を、あえて動物未満へと陥れている退廃状態に他ならない。
いくら法律や警察や一般常識がそれを是としようとも、
少なくとも今後数万年以上は変わることがない真実である。
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