求道は、仕事よりも真面目でなくばならん 偉大なる生存の報告　Part330

日本全体が都心からの搾取で極度に疲弊し、
少子高齢化やマイナス成長に追い込まれているのであろうとも、
その　お　か　げ　で都心のほうは際限のない発展を続けて来た。

目に見えて超高層ビルの棟数なども増え続け、街にも若者だらけ。
国益との利害相反によって、国が衰えれば衰えるほど、
むしろ都心の盛況ぶりだけは増していく。

そこを主な職場としている政官財の権力者たちも、
別に私利私益に目がくらんでばかりではなく、
自分たちの周囲の福利厚生までそれなりに考えながらも、
国全体を衰亡に陥れるような暴慢の所業を繰り返してきた。

なんなら、米中韓の外患スパイなぞもまた、
自分たちの侵害行為がかえって都心の発展を促してきたぐらいに
思い込んでの、良かれと思っての活動にすら興じて来ただろう。

都市部と地方で利害の相反が激化するというのも、乱世にはありがちな現象で、
戦前の日本などでも同じようなことがあった上での敗亡を来したのだし、
日本にとっても世界にとっても、同じ過ちの繰り返しの最たるものである。

それが、国全体の衰亡を招いてしまうのを防げる程度にまで
地方分権を尽くしておくことは、推奨事項どころではない国の生命線たるのである。

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