いつまでもわきまえられない「女の敵は女」 偉大なる生存の報告Part339

そのせいで左肺と左鼻孔がほぼ完全な機能停止状態に、
右肺も胸式呼吸が不全化し、右鼻孔も頻繁に詰まりまくるという、
重度の呼吸器不全状態で数十年を過ごさせられることとなったのだった。

まず、それが人並外れた苦痛だなんて気づいてなかったような期間があり、
暗中模索の自己治療と共に段々と気づき始め、それでもまだ自覚が不十分な所から、
より確信を深めて行くといった過程を、今に至るまでずっと歩み続けて来たのである。

俺の場合はそういった特殊な疾患に、自覚の不十分さと共に苦しめられて来たが、
誰しも人それぞれ似たような謎の疾患をうちに抱えていたりもするもので、
そのせいで心の余裕を失い、卑劣で度し難い性格になっていたりすることもある。

そのような無自覚、低自覚な苦しみの潜在にいつでも慮りを巡らせて、
今以上の安楽を追い求め続けて行くことが誰しもにあって然るべきことである。
そして何といっても、人が生きているということそれ自体が苦しみであるという所にまで
悟りを至らしめ、いずれは死がやって来ることを心から歓待できるようになればいいのである。

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