[YouTubeで再生]

資本主義国は基本的に、どこも個人主義を併存させて行くこととなるし、
元来は全体主義の共産主義であるはずの中国ですら、
不動産バブルに頼ってまでの経済発展の後には、
もはや世の中や家族のために尽くす意欲を失っての怠惰に耽る、
寝そべり族などと呼ばれる若者の増加が問題となっている。
不動産はもちろんのこと、その他の動産でも無形のサービスでも、
他世帯家族よりは核家族、家族よりは個人の独立が推進されて、
個々人が独自に商品の売り買いを試みてくれているほうが、
総体としての経済規模が増すために、個人主義も振興されたほうが都合がよい。
車もみんなで乗り合わせるよりは一人一台であってほしいし、
家族団らんで一緒に食事をするよりも、個々人が高価な外食をいちいち
楽しんでくれたほうが経済は回る。なればこそ国を挙げての経済発展などを
目論む以上は、万人の個人主義への偏りもまた決して避けることができない。
ただ、それは同時に人々を犬魂(けんたま)の持ち主ばかりと化する弊害をも
帯びてしまうために、世の中を責任を持って営んで行く人々の不在化による
傾国、亡国の事態もまたどうしても招かざるを得ない。前スレで特に論じた、
「国を挙げての際限なき経済発展などを志すことが、そのまま破滅の事態を招く」
といった問題もまた、精神面ではさような作用機序を介しているわけである。
返信する