
日本においては、民主化が進んだはずの近代以降に
新たに招かれることとなった、画像のような支配構造全体が、
民を痛めつけて金持ちばかりが肥え太ることを目的としているために、
政治家や官僚がどんなに誤魔化しや欺きを試みようとも、実際問題
被虐の限りを尽くされている民が不満を募らせるばかりとなる。
そのような軋轢が限界を来たした結果、選挙でえらばれるような
政治家といえども、トランプや高市のような暴君開き直りの様相を呈して
いるような部類のほうが、少なからず政治を回せて行けることにもなってしまう。
民主党政権時代の鳩山元の振舞いなどは、まさにそこに逆行し抜こうとする
ような振舞いであったればこそ、何もかもが機能不全化しての破綻を招いたもの。
政治が暗黒状態と化するのは、暴君支配こそがその極みのように思われがちだが、
まず政治が全力で政商を肥え太らせることを第一目的としているような支配構造が
あったうえで、それを滞りなく実現して行こうとするリーダーが暴君状態と化する
のであるから、たとえ民主制だろうともその宿命から逃れられることはない。
政商をこの世から絶やし尽くして、為政者が農工商の偏りなく民を利することに
専念するのであれば、江戸時代の日本のような封建制だろうとも政治は清浄たる。
民主制が未だ政商の支援なくして実現できた試しもない実情を鑑みれば、
むしろ封建制のほうがその実現可能性も高いぐらいなのである。
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