さっき見た、なかなか興味深い夢。
催事場のような所でイベントが開かれていて、その中に、1分程度の
制限時間内に、用意された木材から矢を削りだして的に当てるというのがあった。
当て方は手投げでも何でも可で、簡素な弓と吹き矢用の筒も用意されている。
切出の小刀などの工具も用意されていて、材木には色々な形状のがある。
如何せん制限時間が短いために、誰もろくに矢を成型しきることができず、
スチロール製らしい柔らかい的に至近距離から弓で射ても刺さらない。
主催者側も「非常に難しいのでめげないで」とアナウンスする。
聞く所によると、93歳のおばあさんの成功者が一人だけいるらしい。
弓道競技者に女が多いせいか、特におばさんが試みては失敗している中、
俺も挑戦することになった。弓道経験はないが、見た目が器用そうということで、
「この人なら成功できるかも」とささやく観衆が多くいる中、競技開始。
俺は徐に長めの角材を選び取って、切出でガシガシと削り始める。
実際にもまあまあ慣れてる作業で、ものの見事に削れて行くんだが、
なんとこの木材、材料カットの際に端材としてたまに出る、長辺に対して
木目が垂直に入っている角材で、いくら削っても先端が鋭利には尖らない。
「こりゃダメだ」と見取って材料を選び直そうとするも、もはや時間がない。
仕方ないので、うまく尖らせられなかった角材を的に投げ付けて、案の定
刺さらずに失敗して終了。期待されてたのにこの体たらくで大恥、という夢。
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